雑記

親愛なる○○に捧げる

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おしりかじり虫に救われたカップル

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先輩が私ら後輩数人にフグおごるとか言うので、「離婚しはったんですか?」って聞いたら怒られました。




>拍手返信。11月5日の10時ごろの方
いつも読んでいただけて光栄です。お客さんあってのマルメンサイトでございます…! あと、毎日更新なんて言ってもヤマ場はあと3ページほどで終わるし、書き溜めもございませんのであしからずです。




昼窓口担当になるとお昼休みも窓口で仕事して、1時間遅い昼食となるのですが、まあ暇ですし、職場は全面禁煙なのでタバコ吸えません。そんなときはたいてい職場近くのドンキホーテ喫煙所でタバコ吸いながらマンガのネタ考えたりぼーっとしたりしてます。ジュース100円の自販機あるのも長所です。

ここは愛煙家である私の穴場というか隠れ家的なスポットなのですが、今日は先客がいまして、赤ちゃん連れた若いカップルでした。タバコ吸う人はみなそうだと思うんですが、子供には気を使います。火は危ないし煙は体に悪いのは分かってるんですが、親に連れてこられてるわけだからなんにも罪ないしね。

でもこのカップルについては、赤ちゃん連れて二人ともタバコ吸ってるわけで、じゃあ私もまあいいかと吸ってたんですよ。で、マルメンサイトの企画とか今後のマンガの展開とか考えてたんですけど、この2人の話声が大きいんで、いやおう無く耳に入っちゃうんですよ。またその話が、「誰それがむかつく」とか「明日バイトすんのだるい」とか子のいる親とはとうてい思えないようなレベルの話で。

2人は「チャラチャラした格好」を絵に描いたような服装で、ジュースが100円であることに引くほど大きいリアクションするし、だいたい火曜日の13時~14時でなんで夫婦2人でドンキホーテで買い物してんだかで。それで「バイトの人間関係がさー」とか言ってるけど、人間関係に悩んでるというレベルの話なのかよく考えて欲しいなと思いますよね、なんか「むかつく」とかそういう。

私の人間関係なんか、40代の直属のバイトさんが毎日手紙を書いてきて、そのA4で3ページの手紙の冒頭が「エンジェル様がマルメンさんにご神託です、あなたを取り巻く宇宙の声に、耳を傾けて調和してください」ですよ。こんなの上司が見たら多分バイトさん任期待たずに失職するから、ため息をつきながら握りつぶす毎日ですよ。これ実話ですよ!


まあこのカップルについては、当人たちが幸せならそれに越したことは無いんですが。

女「お店さー、今だれおるん?」
男「同じシフト入るんは店長やろー、○さんと○美と××と…」

で、盗み聞きしてると、男のバイト先のメンバーは良く遊ぶ仲間らしく、特にこの○美というのが夫婦共通の友人らしい。女のほうもこの○美は親しいらしく、ひとしきり褒めていたのだが。

女「○美ちゃんて仕事ちゃんとできるん?」
男「あかん、出来へん。すぐなんとかしてー言いよんねん」
女「あの子、ちょっとトロいなあ」
男「トロいわー、店長も甘いねんし」

と○美の悪口で盛り上がってくる。こないだも客キレさせただの、商品壊したのと言ってる。男は本人談、バイトでも出来るほうらしいので良く○美のフォローしてる話。で、男の自慢話なことで、男のテンションあがってくる。

男「そしたらよ、あいつ、○美、甘えてごまかしよんねん」
女「卑怯やなー、自分の力ちゃうやん」
男「せやで、そんなん俺やで。甘え方が上手いねん」

男「手に抱きついてきてよ、乳、当てて来るねん


キャアキャア言ってノってた女の子が、この発言でいきなり声止めて静まるんですよね。私は彼らのほうは見ずに音だけ拾ってたんですけど、思わず目が泳いでしまいましたね。空気変わったんでね、この瞬間ね?

男「…」
女「…」

男「いや、店長にな?」

この声はすごく喫煙所に響きました。私はアホやなー、こいつと思いました。でも、見苦しい言い訳かもしれないけど、これ言わざるを得ないですよね?


女が黙りっぱなしの中、男は言葉を続けますよ。

男「…なあ…? …卑怯やっちゅうねん、そんなんお前、なあ…」

男「女の武器使うなよ、ってお前…! やめたらええねんし」

男「そんなん…そうせな出来へんやったら」

男「なんやったら、なあ? そういう店、紹介したろかいって」


ひどい緊張感の中で放たれた、この辺の男の言葉は一言一句覚えてます。この辺で灰皿に手を伸ばしつつ女のほう横目で見たんですよ。この女の子は正直、胸が残念だったんでねー、地雷だったのかもしれませんね、おっぱいがらみ。

男「○美、そういうお店か思うわ。どんな、なあ?サービスやねんて」

この辺の男の言葉、「なあ?」とか「お前…」、これは女の反応待ちの言葉なんですよ。1~2秒の間を保ってます。男は多分、女の言葉を引き出して、全てをギャグの方向でまとめたかったんだと思うんですけども、残念なことに男の言葉が宙に泳いでいきます。必死で言葉を誘う言葉をつむぐ、男の努力には感動を覚えました。私は「アホやこいつ」と思ったんですけども、しまいには「やめたれや、もう許したれや…!かわいそうやないか」と思うようになりました。それで2人ならまだしも、そこに第3者の私がいるわけでね? かっこ悪すぎる、逆の立場なら夢に見ると思う。男、絶対に目が泳いでると思いますよ。私はもう、タバコの灰を捨てに灰皿のほうに向き直るのもしんどくて。


ところがそれを無視するかのように女の小さいつぶやき「サイアク…」が聞こえまして、私は「あっちゃあ」と思いまして。正直、しんどい昼窓担当終えた休み時間に、見ず知らずのカップルのデートが台無しになる瞬間なんて見たかないっすから。逃げようかな、と思ったその時。

緊迫した空気の中で、ドンキホーテの店内放送で、「おしりかじり虫」が流れ始めたんですよ。


♪お・し・り かじりむし~ 
お・し・り かじりむし~


ふっと和やかになった空気。
音楽の力は偉大です。私は彼らに自分の絵と文の混合物を見せて、この場を丸く治める術など持たないです。

女「クス…」
男「…。へへ…」

男「あ~あ、俺なんでこんな歌はやるんか全然わっからんわ」

女「フフ…わたしのことや」
男「・・・え?」
女「ほら…♪おっきなおしり、しぼんだおしり♪」
男「…おっきな?」
女「…ンフフ、ウン」


私は灰が長くなったタバコを静かに灰皿の中にいれ、席を立ったのでした。話は以上です。

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