雑記

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古い科学

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科学というのは仮定によって成り立ってる部分がすごく多く、だからとても曖昧で、魅力的です。冥王星が惑星でなくなってしまいました。

「宇宙はビッグバンで始まって、宇宙の果てはどんどん膨張しています。」っていうのは、どっかで聞いたことあります。いまやテレビのCG映像でそういう姿を見ることは出来ます。
でも、たとえばおばあちゃんがそのことに文句をつけて、「世界は3本の大きな柱に支えられていて、その柱は3匹の象が背中で支えているのよ」と仰ったら、我々は笑うでしょう。
では、象の下はどうなっているんですかと聞くと、おばあちゃんは「教えてあげましょう、大きな亀の背中に乗っているのよ。」
すかさず我々はこう聞きます、「その亀は何の上に?」
おばあちゃんは自信たっぷりにこういいます、「ならば教えてあげましょう、亀の下にはまた同じ大きさの亀がいて、その下はずっと無限に亀が連なっているのよ!」(ホーキング宇宙を語る より)


この場合、おばあちゃんの話はあざ笑えないですよ。私たちは宇宙がビッグバンで始まって、現在膨張したり、地球からまっすぐ外宇宙へ向かって飛んでいったら、最後は時空がねじれて帰ってきてしまうとか、分かりやすい科学解説本でそう学んだけど、そういうのは数学的な研究でそうなったわけで、正直私の数学は高校で習った微分積分より先のことは分からないですもん。確かめようのないことです。

科学は大方の部分が仮定と数式で成り立ってて、あやふやで曖昧なものもかなりあるんだと思ってます。だがそこがいい。特に「M74」の時代くらいの古い科学というのは、間違いだらけのものですが、そういうのも含めてすごく面白い。そうであっても、おかしくないと思えるようなことが多いんです。

例えば、ラボアジエが質量保存の法則を発見するまで、紙や木が燃えるのは物質に含まれる「燃素(フロギストン)」というものが抜けていくからだと考えられていましたし、沼や光の差さない森はひどい悪臭がするものだから「瘴気」または「沼気」というものが出てることになってました。

光や電気は「波」(振動)だということまで突き止められていたんですが、波が伝わるにはなにか物質が介在しないといけないから、真空の宇宙には目に見えない「エーテル」という物質が存在するとされていました。

また、全ての生きものの中に存在する生命を発生させる力、「生命素」(エラン・バイタル)というものがあり、それを集めて電流を流せば生命を発生させられる、と科学的にそう考えられてました。有機物、無機物という分類がそこに残ってます。なんせウナギやハエの発生方法が卵なのかどうか? どこから生まれてわいてくるのかちっとも分からなかったので、そういうのが真剣に考えられてたんです。

錬金術なんかもっとめちゃくちゃで、17世紀のヘニング・ブラントというドイツの錬金術師は、やり方しだいで人間の「尿」から黄金が練成できるであろうと仮定して、50人分の尿を集めて地下室で研究するという研究をしました。
このとっぴな仮定は、おもにこれら二つの物質の「色」の相似性から導かれたようですね。
すると尿は一ヶ月でペースト状の不快な物質に変化し、ついで半透明の蝋のようなもっと不快な物質に変わります(笑)

最終的に金は生まれなかったのですが、この蝋のような不快な物質は光を放ち始めたんです。で、自然発火する不思議な物質が生まれたのです。

このブラントのきわめて不潔な研究から生まれたこの物質は、後に「燐」と名づけられまして、普及するまでは「金」より高価な小売値で取引されてました。錬金術が金よりいいものを生み出した一例です。

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