雑記

親愛なる○○に捧げる

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健康食品とやらについて

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描いてみたものの、結局絵のリサイズがあって使わなくなってしまった…


親が健康食品にはまってて、朝から黒酢のんだりコエンザイムQ10飲んだり色々しています。この健康食品とか一連の健康ブームについて、いつもなんか納得の行かない腹立たしい思いを抱えていました。非科学的で、矛盾の塊だと思う。私は「美味しんぼ」を読んできた世代なんですが、あのマンガがばら撒いてきた食にたいする知識は、その左がかった思想内容のみならず偏ってるとしか言いようが無い。まあ今読むとそこが面白いところではあるんだけど(笑)


そういうところへ先週の週刊経済誌「ダイヤモンド」の特集で、『危険な食卓』というのをやっていまして。これが私の言いたかったことを見事に代弁してくれていて、さっそく両親に読ませてみました。苦い顔してました。



『危険な食卓』

この記事で何が危険かというと、BSE問題とか残留農薬とか、「食卓にのぼる食品群に何か危険性のある物質が含まれている」とか、そういう危険ではないのです。この記事が訴えたいのは、メディアによって流される情報を鵜呑みにして、とりたててたいした効果を持っていない、曰く『健康』食品に殺到したり、「これは危ない」と決め付けて悪玉食品を作っていく、食品的熱病(フードファディズム)に踊らされるのが危険だということなんです。

「食の安全」は最近よく取り沙汰されるし盛り上がっているのだけど、それはそれでいいとしておかしな考え方を持っている人が多すぎる、といことなんですよ。端的なのが「自然食品・植物性食品は明らかに善であって、人工食品・動物性食品は明らかに悪である」というようなことですよ。「白いんげん事件」なんかもありましたが、あれは明らかに自然かつ植物食品が下痢や嘔吐を引き起こしたわけで、「添加物や保存料は良くない」なんてそんな考えを持ってることは異常だし、科学的根拠に乏しいのです。

自然食品にだって「ジャガイモの芽」とか、普通に毒が存在してますよね。だけどもメディアが流す情報のうち、「自然なものは体に良い」というなんとなく自分の信条や行動に都合のいいものを選択して、それを真実だと受け止める。




求められているのはメディアリテラシー
この記事に私が一番感動したのは、この点です。私は思うんですが、こういう記事こそメディアが伝えるべき情報だと思うんですよ。本来なら、食べ物の記事が一杯出てる雑誌に出るべきなんだけど、広告料たっぷり貰ってるから出せないんだろう。だから経済誌がこんなことやる。私は涙が出そうです。

たとえば有名な話、「燃焼系アミノ式」という清涼飲料、「こんな運動しなくても~♪」なんてCM流してましたが、「こんな運動しなくても、脂肪が燃焼されます」という飲み物じゃないんですよね。サントリーの広報に聞いてみたらよろしい。だいたい薬品じゃあるまいし、食品にそんな強烈な効果のあるものはありませんよ。
また、逆の例では悪玉食品としてあげられることの多い「味の素」など化学調味料。グルタミン酸ナトリウムですけども、これチャイナレストランシンドロームといって、化学調味料を使いまくってる(と疑われた)中華料理店で食事した人が、顔がほてる、頭が痛くなる、舌が痺れるといった症状が出たという話です。1960年代に米国医学誌に出たんですけども、結局原因は突き止められず、1987年にWHOが「化学調味料と関係なかった」と結論しました。

でもこんなのは本当かウソかなんて、そんなことどっちでもいいんですよ。出ちゃった時点でおしまいだ、そういうもんなんですよ。

こういった情報は、論理ではなく情緒に訴えかけてきます。そういう風に作ってあるし、論理の天敵ってやつが情緒です。でも、そうやって一方的に与えられ、刷り込まれる情報には必ず裏の意図があるから、そこまでちゃんと読み取るのが「メディアリテラシー」というわけです。変なつながりにくい情報が来たら「おかしい」と思ってください。なんで戦争中にオイルまみれの鳥の写真が来るんです。戦争が起きたら鳥は逃げまくってる写真のほうが正しい。

私がこういう情報流す意図も、ちゃんとあります。まあ主に科学に立脚したマンガである「M74」の価値向上かな。




自然は善で、人工物は悪か?

健康志向のひとが好んで飲んでることが多いコエQだのαリポ酸だののサプリですが、ああいう錠剤は化学的なものだと思います。健康志向の人はだいたい自然思考であることも多いのですが、なんか矛盾してると思います。コレステロールカットの油とか、カテキン足した茶とか、基本的に添加物でしょう。

他にも国産は良くて、外国産は良くない。手作りはいいけど、大量生産は良くない。どうなんでしょう、正しいでしょうか。別に食品じゃなくてもそうですが、
「小さな工房で、信頼できる職人が手作りでやってるようなものは、無人巨大工場で大量生産されるものよりも上質だし、故障が少ない」
私はこういう考え方に同意しません。機械ってのは、人間と違って100%を要求できるんだから。実際、テレビとかラジオとか自動車って何十年も前の手作りものと比べて、故障減ってますか、増えてますか?ラーメンのスープを工場で作ってるラーメンチェーン、小さいラーメン屋と比べ物にならんくらい美味くないですか?

人間にはキャパがあるから、それを超えれば当然ミスが出る。「小さい工房はすみずみまで目が届く」というのは直感的な考え方で、職人の労力は増すばかりです。高品質なものは大勢が求めると考えれば、職人の労力が増すばかりの手作り工房志向は納得行かない。まあこういうことを流すのは、仕事上のこともあるんですけども。

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