雑記

親愛なる○○に捧げる

ヘパイストスの呟き

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クルップ式75mmカノン砲(ドイツ) こないだ掲示板に88mmさんに来ていただいたけど、戦車砲とかが75mm以上の砲を搭載するようになったのは第二次世界大戦後の話らしい。新型戦車への大口径火砲の採用に関して、戦車兵はむしろ消極的で、それはなぜかというと、75mm以上は砲兵の縄張りだったからだそうです。

かなりの時間を「信長」に割いてるんだけど、これは面白い、はなはだ出来が良いです。…「戦国無双2」がでた?ははぁ。KOEIというのは大きな会社だなぁ。

今回の信長は「信長の野望・革新」というタイトルで、兵力の動員・移動と外交(戦略面)、武将と兵法(戦術面)のほかに、「技術革新」という特色があります。「AOE」とかに影響受けたのかな?例えば、「内政」の技術に関して言うと、順番にこんな感じで革新していく。

1「割符」 …商人との売買で、相場が下がる
2「鉄砲櫓」…防御施設に鉄砲がつく
3「灰吹法」…金山・銀山からの収入が増える
4「二期作」…水田からの収穫が年2回
5「伝馬制」…輸送隊・築城隊の移動力アップ
6「灌漑」 …水田の建設可能範囲が広がる
7「品種改良」…凶作の被害を受けない、収穫アップ
8「新薬」 …疫病の被害を受けない
9「兵農分離」…「募兵」が1年中実行できる

普通、兵隊を使うにはその家族まで食わさねばなりません。よく「100万の大軍」なんて言いますし、それに対して半分以下の手勢で戦いを挑む主人公たち、みたいな物語や設定はありますけど、私はむしろ100万の敵側の、その動員が可能な、国家や人々の豊かさに驚かざるを得ない。私なんて、自分を食わすので精一杯なんだから(笑) 田畑からの収入が可能な範囲で兵隊を集め、そこからはじめて戦略を練ります。これ、例えば9「兵農分離」まで順番にいくと短期間で物凄い人数の動員が可能です。ソ連みてぇ。(まあ昔の戦争は、勝ったら敵国内の兵糧を奪ってたんだけど)

しかししかし、内政に注力している間に、ライバルたちは「足軽」「騎馬」「鉄砲」「水軍」などの軍事技術を革新していきますから、動員人数が多くて大軍をこしらえても、高い技術(鉄砲の「散弾」など)を持つライバルに敗北します。ここで時間と予算のバランス考えて技術革新すすめていく。


てなわけで、すごく面白いゲームなのです。
私はね、サイトでマンガ100ページも描いて、一体何を描いているんだというと、これ実は「技術」を描いているのかもしんない。技術論に誤りがあった場合、「これはシエスタの成長物語だから」と言い張るかもしれないけれど(笑)

作中キースの発言で、「技術により栄えたものが、技術に負け廃れるのだとすれば、残念ながらそれは当然と言わなければなりません」というのはけっこうお気に入りです。ガンバレ、日本の技術!という感じ。


一つ思うのは、「技術は思想から生まれてくる」、ということ。

それは19~20世紀ごろの火砲の模写を繰り返して、なんとなく感じているんだけど、例えばドイツの火砲(冒頭のヤツ)はとても鋭敏で、尖った感じがします。一方、フランスの火砲は凝ったギミックがあって、繊細で精密な感じですね。イギリスはというと、これはもう頑丈という。砲身命数が高そうです。質実剛健。

日本は?日本は技術が足りない時代なんで、10門ほど試験的に買って、それをすぐコピーしちゃいます。佐賀藩は藩とかいってる時代にもうアームストロング砲をコピーしました。スコダ社というところから、尾栓閉鎖装置の特許侵害で訴えられたことがあるそうです。

火砲という兵器に関して、やはり人を殺す技術ではあるわけです。砲戦というのは、私の知る限り一方的な虐殺に見えるようなときもあります。砲兵出身の軍事的天才:ナポレオン・ボナパルトの戦術というのがあって。

それは戦場の勝敗を決めるのが歩兵と騎兵だった時代からの技術革新です。正面突撃をしてくる歩兵と騎兵に対して、これまで後列からその突撃の支援を行う役割だった火砲を、後列から最前列に移し、霰弾というショットガンみたいな弾でなぎ倒した、という戦術です。当時の火砲は通常弾の命中率があまりに低かったので、「寄生獣」のショットガンみたいに短距離の面制圧に切り替えたと言うわけです。

この戦術が見事に決まるような状況では、最前列では虐殺が行われるわけですよ。ただ、それによって、大切な仲間の犠牲は少なくてすむ。虐殺みたいになったときこそ、味方の損失はゼロとなる。

ナポレオンが革新した技術は、そういった点のほかナショナリズムというものを国民に植えつけ、その上で徴兵制、というのが大きいですけどね。技術は思想から生まれてくるけど、技術が思想を塗り替えると言うことはありえると思います。

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