雑記

親愛なる○○に捧げる

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故郷忘れじがたく

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はしっこが切れちゃって幻覚見たような絵になった。


夕方村に一軒だけあるお好み焼屋さんに入ったら、女子高生が制服で給仕してくれて。
店主のおばさんの娘さんらしいんだけどね。いいなあ、のどかだなぁ。

私の村は良いところですが、やっぱり大阪のお好み焼きとは少し違いますね。何が違うのか…
こちらでは「大阪の人は家でたこ焼き焼くが?(焼くの?)」とよく聞かれます。そういえば小学校の頃は、土曜日の昼はよく吉本新喜劇のチャーリー浜に笑いながら母の焼いたたこ焼きを食べていました。チャーリー浜とか古いなぁ…この村は新喜劇が放送されてないと思います。来て1ヶ月で結構慣れましたが、こないだ帰ったばかりの大阪が少し懐かしいですね。


ところで、私がこの村でやる仕事というのは、大きく分けて2つになりました。この村が情報化に立ち遅れないように、村に光ファイバーを引く仕事と、過疎化に悩む村の特産品や名物を考案する村おこしの仕事。どっちもとっても面白い仕事となります。

光ファイバーのことはまた書きますが、今日は村おこしで遅くまで残って会議でして、この村の名主って言うかそういう地位のある人と、プロのコンサルタントを交えていろいろ話し合いました。この村、いいところなんだけど、あんまり名産物が無いらしいんですよ。大きい道路があってもみんな素通りしてお金を落としていかず、結局過疎化していく。

で、ああでもないこうでもないといろいろ話していて思ったんだけど、ああ、ここはこの人たちにとって故郷なんだな、ということ。これはなんかの雑誌で読んだんだけど、故郷というのは言葉以前の土地なんですよ。



故郷とは言葉以前の土地


コンサルタントさんに、「この村って何が売りでしょう?」「せっかく大きい道が出来たんだから」とか言われても、名主さんがたからは何の言葉も出ないんですよね。歯がゆいくらい説明できない。

私なんかこの村に来たばかりで驚くことばかりだから、こんなに水清く緑鮮やかな土地はない、野菜がおいしくて安い、でも悲しいくらい、お土産に買って帰るものが無い、とか言ってみてはいるんですけどね。

コンサルさんもこんなずばらしい環境があるんだからと。で、グリーンツーリズムとかセラピーツアーとかがあって、たとえばストレスで精神に病を患った都会のビジネスマンを癒すようなツアー組んでみませんか、ってとこなんだけど、それってありですよね。私の知り合いでも精神を病んだのがいるし。現に自分がそうかもしれないし。だけどここに来たら、誰だって元気になれますよ。そんな土地です。

でも名主さんたちは何も言わないけど、「それはやだ」って感じ。閉鎖的ってわけじゃないけど… 都会とストレスは深刻な問題だし、それを受け入れるのはやっぱり信念と覚悟のいることで、素人がうかつに手を出すのは難しいかもしれない。んで、この村おこしの会議の提案者は村の若い人たちなんだけど、頑張って名主さんたちを説得するんですよね。このまま村おこししなければ、高齢化率40%超えたこの村は早晩にも崩壊するから。

どっちもはっきりとそう言わないけど、「村を守ろう」という意思が感じ取れたんですよ。

だからね、故郷というのは言葉以前の土地なんですよ。広い道路が開けたんですが、「道」なんて言葉を知る以前から、この人たちはこの村に道で遊んでいたんです。「故郷」なんて概念を知る以前から、この人たちはこの村に住んでいたんです。

そうだとすれば、私の仕事もおのずと定まりそうですね。
明日の仕事が終わったら、すこしこの村を散策して来ます。
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