雑記

親愛なる○○に捧げる

とり○めの思い出

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友人に「もっとブログを更新したまえ」、と言われて書いてみる。

誰も傷つけないような笑いがあるお話がいいのですが、やはりどこか自傷ネタです。

高校時代の部活メンバーとはいまでも交流があって、GWや盆、正月といったまとまった休みのある時期に飲みに行ってます。かならず「と○ひめ」という鶏料理の居酒屋チェーンなんですけど、大阪にある店を東京在住の幹事が、新幹線に乗る前に毎回予約入れてます。その店で、こういうおぞましい生き物が存在したことは事実なんだが、テラ豚丼の件とかもあるんで穏便に行こうと思います。

昨年のお盆の頃の話です。いつものようにと○ひめの奥座敷、15人くらいの部活仲間とその嫁が集まって飲んでると、私の視界の端に黒い影が走ったんですね。そう、ヤツです。
ゴキブリです。ただ、名称出すのはアレなんで、ここではゴキ○リとしましょうか?私だってゴキブリは嫌いなんですが、なにが怖いって名前が怖いですよね。もしヤツの名前が「カマキリ」なら、そんなに怖くないと思うんですよ。バンダレイ・シウバやマイク・ベルナルドが強そうなのと同じ意味合いですよ。濁音の混じる名前は迫力満点ですよね。仮にヤツがコキフリとか、ヒキフリとかなら、逃げるだけの虫に感じたことでしょうね。サ行やハ行は弱そうなんですよ。フズリナって弱そうでしょ。だからサキフリとか、フリニゲとかね。


で、私はサイズとしてはかなり大型のゴキを真っ先に見つけた。座敷の角のほうに、黒い影を確認しました。楽しい座である中でも私が
「おい、みんな!」
と注意を促したのは、メンバーが連れてきた「嫁」たちの反応を見たかったからなんですよ。見たくないですかその辺のリアクション。普通。ところが、かつて高校の3年間、どんな苦しい合宿練習も耐え抜いてきた屈強な15人の男たちがパニックに陥ったんですよ。中には警察官だって居るんですけどね。いや、私も人並みにゴキはイヤですけどね、そんなね、ええ大人が大騒ぎするようなことじゃないと思う。とにかくゴキの存在を全員が確認して、大騒ぎの中、ゴキはどこかへ消えてしまいました。私はまあええか、と飲みなおそうとしてたんですが…

ピンポーン!ピンポーン!!
メンバーの一人がいきなり店員呼びつけて叱りつけよるんですよね。

「お前コラー!ゴキブリおるやないかーッ!!」

酒も入っていきり立ってるんですよね。私は嫁も居てるのにええ大人がキャンキャンほたえんな、と注意しました。でも、嫁の前だからかもしれませんね。
「すいませんー!!」
店員平謝りですよ。店員が言うには、とにかく外から入ってきたんです、うちで生まれた子じゃありませんってなこと。でも、料理屋に普通、ゴキブリくらいいるでしょ?そんな必死で否定することでもないと思う。

「どうでもええー!!」

店員呼びつけたメンバーにしても、外から来たか、中で生まれたかはどうでもいいらしいんですわ。とにかくGが居る状態では落ち着いて酒が飲めない。

「探せー!!殺せー!!」

というわけで、そこまで盛りあがってた談話も流れも断ち切って、狩りが始まったんです。見失ったゴキブリがどこに行ったのか?全ての座布団をどかしても、いない。おそらく掘りごたつ式のテーブルの下に入ったらしいんです。そんなテーブルに足は下ろせないってなワケです。テーブルいっぱいの料理と酒をいったん床におろして、テーブル外して、暗くて見えないからカメラ携帯のライトで照らして… 私はこんなことなら、「あ、ゴキブリ!」なんて言わなきゃ良かったと思いました。

で、テーブル外して全て探してもどこにも居ない。店員さんが
「ほんまにおったんですか?」
「おったわー!!ボケー!! 席どっか代えんかーッ!!」

ところが、店満員で結局席移れず。みんな怖がって座敷に足下ろさないんです。若干の徒労感の中、談笑があって、いきり立ってたヤツも嫁から注意を受けて「しゃーないやんけー」と笑ってたんですが、
そしたら、また出たんですよ。
今度は壁。サーッと走って、また掘りごたつの下へ。
ピンポンピンポーン!!

また同じことの繰り返しですよ。料理おろして、テーブルどかして。
「別の店行くか?」というのも出てたんですが、私としては面倒くさくて。というか、この程度のことでこんな大騒ぎしてるこいつらが信じられなくて。酒も入って動じなくなってましたし。私は大騒ぎしてる彼らを「おっしゃー、右からまわりこめー」とか「ビビッてるふりして誘いこめー」とか言って、床に置いた酒を一人で飲んでました。

すると回りのメンバーもそんな私の姿に感心したらしく、「動じへんなーマルメン」「流石や」みたいなことになって、なんか気持ちいい空気になってました。嫁たちも褒めよるし…


するとですね、なんか不思議ですね!
突如、私のTシャツの上にヤツが。右の腰からあらわれ、左の肩のほうへ走った。私は見えなくて、対面に座ってたあの怒鳴ってた男が、私を指差して、

「おォーいッ!!」

と怒鳴った。「ええ~?」と思ったら回りの仲間がすごい勢いで飛びのく。払ったら飛ぶ。
もうパニックです、パニック。全員座敷から逃げていくんですよね。
後から聞いたんですが、絵に書いたような状況です。
うーん…。その実際の映像と言うのは、かなり衝撃的なものだったらしいです。

「マルメンー!!」
「お前、コラー!!」
「お前が飼ってたんちゃうんかー!!?」


とにかくもう一人、ゴキブリに動じないヤツが部屋に残ってたんで、二人でとり○めのメニューでつぶし、オシボリで包んで店員に渡しました。もう、私とそいつ以外、何も食べずにオアイソだったのは言うまでもないです。

話は以上です。