雑記

親愛なる○○に捧げる

太田総理(全国)とそこまで言って委員会(ローカル)

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日テレ系で珍しいゴールデンの討論バラエティとして「太田総理と田中秘書」ってのが全国ネットで存在し、一方大阪には休みの日のお昼の良い時間帯に「たかじんのそこまで言って委員会」というローカル番組があります。両者の差に驚くべき実態があるんじゃないかと妄想してます。どっちも、そんなに熱心に見てるわけじゃないんですけども。

「そこまで言って委員会」はなんでも東京以外の全ての地域で高視聴率を取る番組です。東京以外、ってやつが本当に大事なところです。この番組は東京では放送されてません。たかじんが露骨に東京を嫌ってるかららしいんですけど、放送禁止用語を連発し、世の中の本当に言いにくい部分をさらけ出す、なんというか、悪意に満ちた正直さが伝わってくる番組です。地雷を踏みにいく気持ちにあふれた番組。もちろん、ある程度のコントロールはされてると思いますけど、ここまで踏み込んでる番組は無いな~と思う。

でもやしきたかじんの司会が、いわば鳥肌実のような「タブー芸」じゃないあたりは、別の番組でたかじんの行う視聴率予想が気持ち悪いくらい当たることを見てれば良くわかります。たかじんには、そういう世の中を見抜く才能があるんだと思います。


一方、「太田総理」という番組は視聴率は知らないが全く持ってひどい番組。あれは一体、なんなんですか? 太田の自爆気味の小気味よい演説を反対論者が黙って聞き、たまに納得したようにうなずいているのを見せるような番組ですか?それって、洗脳に近いですよ~…涙ぐみながら喋ってやがるのが実にかんに障る。毒混じりのボケを放つ爆笑問題の太田光は、ギャラ抑えてまでメディア露出を狙うという芸人としての高潔さがあるし、さすがの腕があるし、大好きな芸人なんですが、この太田総理は大嫌いですね、私。

なんていうか、あの番組は善意に満ちたウソで塗り固められてますよ。地雷は一切踏まず、安全圏からしか喋ってないです。あの番組で、日テレで山口県の19歳殺人少年の実名晒した件が討論されてましたが、それに賛成する論者も一切を「少年A」とかで通してるし。せめて放送禁止用語の音でも出さないとリアリティ無いよ。あげく、討論もひとしきり終わったあたりで、太田総理の例のメッセージトークが始まるわけで、これがまた理想に満ちたファンタジートークですよ。コリン星の話でも聞いているようです!アホか!しかもそれを反対論者までが熱心に聞いてて、自然こっちも太田が良いこと言ってるように聞こえる。もうさ~、いっそバックで感動的な音楽でも流して、駄CMで駄OLが誉める駄映画みたいに無理矢理行けばいいのに。「命を大切にしない奴なんて大嫌いだ!」


愚弟曰く、「委員会」の限界は橋下徹のトーク術に見えていて、例えば平和の立場に立った橋下が戦争賛成論者に突っ込まれ、逆ギレ風に「ああ、そうですよ!北朝鮮にどんどん拉致して欲しいですよ!」みたいな方法で、上手いこと避難しとるとのこと。確かにな~と思いますね。

そこは好みの分かれるところだとも思いますが、真摯な振りしてウソな番組と、不真面目にしながら正直な番組、私は前者に近いキャラで世の中渡っているから、後者の方が好きかなぁ。どっちがジャーナリズムか、報道か、なんて問いは、両方ともの番組がバラエティだからこの際ナンセンスなんです。