雑記

親愛なる○○に捧げる

無人機

cut254.jpg

マンガだと無人機は美少女型ロボですか。

技術ってのは進化してるようでいて、実はさして進化していなかったりするもので、例えば航空機が太平洋を越えてアメリカにたどり着くまでのコストってのは、太平洋戦争時とさして変わらないらしいです。実際に失われた技術「ロストテクノロジー」というものは存在するもので、例えば「戦艦大和を寸分たがわず作れ」と言われても、出来ないらしい。ボイラーなんかでは、今もっと高性能で高出力で小型のものを作れるけど、当時のものを当時のバランスですぐに作るには難しい。というのは、大勢の熟練の職人によって作られていたからです。そういう技術は継承しないといけなくて、今はもう、そんなにたくさんの職人がいない。特に、大和のシンボル46センチ主砲とかになってくると、もう作れない。ロストテクノロジーなんです。

ナノテクとか色々素材技術も進んでますが、やっぱり物理上衝突や衝撃に限界のあるものです。重力というルールの下でやれば、越えがたい限界が存在する。じゃあどういう技術が格段に進化したんだ、と考えると、やっぱり情報処理装置です。絵のような、人が乗らずに動かす兵器、陸上無人機(UGV)というのが実用段階に入ってきました。こういったものを動かすために必要な装置が、ペイロード上ほとんど考える必要が無いくらいまで行くでしょう。人間が乗らなくても戦える戦車が出来たら、60〜300kgは軽く作れます(笑)

こういったものはイラク戦争で、主に偵察とか、爆弾処理で使われました。遠隔操作で起爆できる自動車爆弾は厄介ですから、ペイロードにパワーショベルみたいなのとか、マニュピュレーターつけて爆弾処理させてます。基本はオペレーターがモバイルPCとかで動かすんですが、自律的な障害回避能力やプログラム走行が可能らしいです。まだまだ性能は低いですが、いずれは火砲を搭載したり、暴徒鎮圧兵装を載せていくでしょう。

陸上無人機が熱心に開発されてるのは、特に「一銭五厘で集められた兵隊を浪費できる時代」でなくなったからだと思います。歩兵は、人命は高くつく。で、対するテロリストやならず者国家ってのは別にそうでもない。この構図が、こういった哀れな機械を生み出すんだと思いますね。