雑記

親愛なる○○に捧げる

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金属と音

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最初は楽しくてやってるうちに凄いものが描けちゃう人と、最初から凄いものをやりたいと思って次第に楽しくなっちゃう人がいると思うんですよ。ウイングが前者で、シエスタが後者だと思います。

先週の101ページで「鉄」の使い道について触りだけやってみたんですけど、当時(19世紀後半)としても色々あって、語りきれようなもんじゃありません。だってコアまで入れれば地球の4割は「鉄」なわけで、人間だって鉄で出来てる部分がある。血の味は鉄の味です。一番身近な金属なわけです。人間が鉄を使うのは、けだし当然のことなのですよ。

で、5感で金属を感じる、ということになると、鉄を含む金属の特徴として、視覚で感じるピカピカの光沢、味覚で感じるのっぺりした金属味、触覚で感じるひんやりした触感、嗅覚で感じる工場の金属臭、そして聴覚で感じる金属音、となります。

シエスタの語りでは、金属の奏でる音について、あんまり無かったです。私、描き文字が下手ですし、表現しにくいんですよね。金属で出来た楽器というと、ラッパや鉄琴、トライアングルなんかが思い浮かびます。「音楽」に関しては私はあまり熱心じゃないんで、西心斎橋で弾き語りやってる連中に思わず失笑してしまう性質の人間だったんですが、iPod買ってから目覚めたように聞いてます。

金属楽器のはじまりは「鐘」じゃないかなと思います。弥生時代の銅鐸なんかそうですが、青銅は融点が低く、火にかければたやすく溶け、鋳造しやすいです。強度もけっこう高い。通信手段に乏しい古代においては、「鐘」の有効性はかなり高いと思われます。つまり、社会性が得られるんです。

今うちの職場、業務時間延長のことで揉めてますが、焦点は「いつ始業・終業のチャイムを鳴らすか」です。音が時間を作る、ということです。卑近な例では、例えば学校にチャイムが無かったら、先生のいないところでは延々と勉強し続けるか、一切勉強しないかどっちかでしょう。原始人なんぞ、「腹減った、狩りだ!」とか「眠くなった、寝る!」とか、本能のままで生きてるんだと思います。自分以外の誰かに、なにかを強制され、それを受け入れる、受け入れさせるというキャッチボールで、社会というのが生まれるんじゃないかと思います。そういう意味で、「声」よりも強く時間と義務を告げる、効果的な通信手段としての「鐘」は重要でしょう。


さて、日本の鐘(寺とか)は「ゴーンゴーン」と鳴りますね。西洋の鐘(教会とか)は「キンコンカンコン」と鳴ります。一般的な大きさの差もありますが、どっちも青銅を使って違う音が鳴ります。これは、金属組織の差が生み出す違いです。「青銅」=銅とスズの合金ですが、この青銅のスズの含有量が随分違うそうです。

金属楽器は、鉄でなく「銅」を用いるのが良いようで、トランペットやらいわゆるブラスバンドで使われる楽器は、黄銅:銅と亜鉛の合金です。通称:「真鍮」、この英語名が“brass”ブラスです。みな金ぴかですけど金箔を貼ってるわけではありません。黄銅が良く用いられるのは、防錆性と成形性の高さによるようで、今だったらステンレスで作ってみてもいいかもしれません。

あと、火砲について言うと、攻城戦以外での古代~中世、ナポレオン以前の火砲は、遠距離で砲弾を当てる、という面よりも、音響による士気低下、戦列崩壊を狙う恐怖兵器の面が強かったんじゃないかな、と思います。そこでオーケストラにおける楽器という使われ方があって、チャイコフスキー「大序曲 1812年」という曲で実際フルートとかクラリネットとかに併記して「カノン砲」のパートが楽譜にあるそうです。大笑いです。無煙火薬も無い時代に、ホール的な所でやったら、空砲使ってもガスで窒息しますよ!チャイコフスキーは呼ばれて楽譜見て驚く演奏者たちの顔が見たかったんじゃないのか?

実際はカノン砲なんて演奏会に使えないんで大太鼓あたりが変わりにやるそうです(笑)
火砲出るサビ部分の試聴探したんですが、楽団のページ以外なかったんで勘弁してください。さすがクラシックで、聞いたことある曲です。
ここで他の部分を試聴できます。ページの一番下にあります。
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